Home school log 100512

home schoolHomeschool = School at Home

9月に新学期が始まるカナダのスクールシステム。この9月から結晶はgrade2、日本で言う小学校2年生になりました。ただ、他と少し違うのは、結晶は小学校へ通っていないということ。幼稚園、grade1, そしてgrade2となる今年で3年目、うちはホームスクール、つまり自宅で私たち両親が子供にその年齢で必要な学習、運動をさせる方法をとっているのです。

日本ではまず学校へ通うのが当たり前な中(厳密に言うと、ホームスクーリングは違法ではないようです)、北米ではホームスクールを選択する家庭が少なくありません。(Wikipediaによると、北米人口の1-2%、つまりカナダでは約6万人がホームスクーラーなのだとか。)特に、私たちの住むカナダのBC州はホームスクーラーに対するサポート体制もとてもしっかりしています。

 

クレイグの知人でホームスクール経験のあるファミリーがいくつかあるのですが、その親御さん、子供たち(もう高校卒業資格を取得し社会人になっている人もいます)が全て本当に魅力的な人たちばかり!そこにはホームスクールを選択したファミリーのバックグラウンドや親子、兄弟間の関係、そしてホームスクールを経ての家族の関係、そういった何かキラキラしたものがありました。クレイグは子供たちをホームスクールで育てたいとのこと。とはいえ、彼は外に働きに出ているわけなので、実際にスクーリングを主に担当するのは私、なわけです。幼稚園から大学まで当然のごとく学校に通って教育を受けてきた経験しかない私にこのような大役が務まるのか。やってみたいという気持ちと、とても不安な気持ちがありました。が、まず、(スタートした時点で)結晶が幼稚園生であり、もし私たち家族にこの方法が合わないようであれば、grade1から小学校に通わせることだってできる、ということ、そして、やはり家庭で学習するということであれば、日本語のレベルをキープできるはずであるということから、まずは挑戦してみようということになりました。

 

そんなところから始めたホームスクーリングも今年で3年目。ただ今年度は初めてenrollmentという選択をしました。

ホームスクーリングにはregistrationとenrollmentがあり、registrationは外部からの応援は全く無く、カリキュラムの選択から学習の指導法まで全て自分たちでコントロール、enrollmentは子供をホームスクーラーとして登録した学校や機関のサポートを得ることができるというのが違いです。幼稚園生、grade1の内容まではregistrationでやってきた私たちですが、今後のことを考え、外部からのサポートやガイダンスを利用させてもらうことにしました。

うちは、結晶をホームスクーラー用のアカデミーに登録しています。enrollmentをした今年度は、1年間$500の補助金をカリキュラムやその他参加プログラム費用に使うことができ、アカデミーから1人担当の先生がつきました。新学期開始前の8月中に、アカデミーでカリキュラム担当の先生とミーティングの場を持ち、各分野で使用するカリキュラムを決定、9月には担当の先生が家庭訪問をしてくれ、使用していくカリキュラムの確認や大まかな指導法などを話してくれました。進度や理解度の確認のため、毎週私から先生宛に簡単なレポートを送ります。10月の半ばには2回目の家庭訪問があり、これまでの学習進度や内容、改善点などについて確認を行いました。11月には今学期のスコアカードのための最終家庭訪問があるそうです。

 

と、ここまでの道のりをダダーッと書いてしまいました。これからは、もっと頻繁に私たちのホームスクールについてアップデートしていくつもりですので、少しでも興味がおありのようでしたら、ぜひまたお立ち寄りくださいね。